雨宮先生雨宮先生

サラ金・消費者金融・闇金が親族に対して、支払いを要求してきても、保証人になっていない限り返済する義務はありません。
ですから、「親族なんだから代わりに払え!」と言われても、焦って支払わないようにしましょう。

サラ金・消費者金融・闇金が親族に支払い要求をしてきたらどうする?

サラ金・闇金・消費者金融が親族に取り立て

ポイント

  • 「保証人になっていない限り、法的にこちらに支払い義務はありません」と支払いを拒否する
  • 強引な取り立てを続ける場合は警察に通報する
  • 債務者が亡くなった場合は相続放棄をする
  • 迷惑行為をされたら証拠を残す

支払い要求の催促は、普通の交渉から悪質なものまでさまざまです。突然要求されると、いざその場に立てばどうすればいいのか分からず、相手の言いなりになってしまうケースもあります。

要求側も巧みに「期限が迫っています。期限を過ぎると延滞金・違約金が発生します。」などと焦らせて支払いを迫ることもあります。

ですが、もう1度言いますが、保証人になっていない限り、親族であっても借金を返済する義務はありません。

雨宮先生雨宮先生

親族から「サラ金・消費者金融・闇金から借金の取り立てが来た」と連絡が来たら、断固とした態度で「支払い義務はありません!」と強く言い切りましょう。

サラ金・消費者金融・闇金が居座ったらどうする?

実際に、サラ金・消費者金融・闇金が親族に支払いを要求に来た場合の対処の例をご紹介します。

Aさん(債務者の父)

サラ金が「親なんだから代わりに返済してくださいよ」と自宅に催促に来ました。

Aさんは、自分に支払い義務が無いことを知っていたため、「私には、支払い義務はありません。お引取りください」と言って退去を促しました。
しかし、サラ金は退去せずに粘ったため、警察に不退去で迷惑していると通報しました。

サラ金は、警察に職務質問をされ帰りました。その後も、1~2度電話にて支払いの催促をしてきましたが、Aさんから「何度も電話してくると、迷惑なので警察に相談しますよ」と言われてからは、電話もかけてこなくなりました。

Bさん(債務者の兄)

闇金から「弟さんの代わりに返済してください」と自宅への訪問や勤務先への電話が頻繁にあった。
Bさんは、警察に相談に行きました。そして、闇金の自宅訪問や勤務先への電話などの迷惑行為を録音などの証拠を集めてから、不退去・業務妨害の被害届を出しました。

その後、闇金からの自宅訪問も勤務先への電話もなくなりました。

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サラ金・消費者金融は、素人が相手だと、悪質な取り立てをしてくる可能性があります。
警察に通報している間に逃げられる可能性もあるため、通報前に迷惑行為の詳細をメモや録音して残しましょう。

通報後に逃げられたときは、証拠を警察に提出することも大切です。

親族の借金を支払う義務があるケース

親族の借金を代わりに支払う義務があるのは、下記の3つの場合です。

こんな場合は親族が支払わなければいけない

  1. 借金の保証人・連帯保証人になっている
  2. 未成年の債務者の法定代理人になっている
  3. 債務者本人が死亡して相続人になっている

1.保証人・連帯保証人になっている

借金の保証人・連帯保証人になっているときは、借金を支払う義務があります。

この場合、債務者の代わりに借金をそのまま返済するか、個人再生・任意整理・自己破産などの手続きをして、債務を減らして返済をするかになります。

雨宮先生雨宮先生

保証人・連帯保証人になっている借金の金額が大きい場合は、個人再生・任意整理・自己破産を考慮しましょう。
借金の返済に悩んだときは、債務整理専門の弁護士・司法書士に相談することも考えます。


【関連ページ】
個人再生のメリットとデメリット
任意整理のメリットとデメリットは?
自己破産をするメリットとデメリットは?

2.未成年の債務者の法定代理人になっているとき

未成年者の借入れの場合は、本人が支払えなくなったときに法定代理人(親権者・後見人)が、代わりに支払う義務があります。

ですが、未成年者が法定代理人に内緒で借入れをしたときは、支払い義務はありません。

未成年者が年齢詐称や同意書の偽造をしていた場合は、法定代理人に支払い義務が発生するため、覚えておきましょう。

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未成年者に、法定代理人の許可(同意書)も無くお金を貸した場合は、金融会社側に過失があるため借金の返済義務はありません。
ですが、借りたお金の一部が残っているときは、その残金全てを返金する必要があります。

3.債務者本人死亡して相続人になっているとき

債務者が亡くなった場合、借金は保証人に支払い義務が残ります。
ですが、保証人がいないときは家族がマイナスの遺産として、借金を相続します。

金融業者によっては、死亡診断書を提出すれば借金が無くなる可能性もあります。まずは、金融業者に債務者が死亡したことを伝えて、借金が無くなるかの確認をしましょう。

遺産相続は、自身が相続人と判明した日から3ケ月以内であれば、放棄することも出来ます。そのため、遺産の総額を早期に確認する必要があります。

借金以外の遺産があっても、総合してマイナスになるときは相続を放棄することをお勧めします。ですが、相続人が複数居る場合は、話し合って遺産を相続するか、放棄するか決めましょう。

相続の放棄の手続きについては、裁判所の”相続の放棄の申述」をご参照ください。

【関連外部サイト】相続の放棄の申述

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債務者が死亡して3ケ月以上経ってから、借金の存在が発覚したときは、相続の放棄が認められる可能性もあります。この場合は、弁護士や司法書士に相談して手続きをしましょう。


今回のまとめ

サラ金・消費者金融・闇金が親族に支払い要求をしてきても、基本的に支払い義務はありません。

支払い義務があるのは、保証人になっている・未成年者がした借金で、その未成年者の法定代理人になっている・債務者が死亡して相続人になっているときです。

サラ金・消費者金融・闇金が、居座ったり迷惑行為をしたときは、すぐに警察に通報しましょう。なぜなら、個人で対応をしても、悪質な金融業者はすぐに迷惑行為を止めない可能性があるからです。

雨宮先生雨宮先生

親族から、「サラ金・消費者金融・闇金から借金を代わりに支払ってくれと言ってきた」と連絡があった場合は、支払い義務のないことを伝えてください。
そして、自身で借金の返済が難しいときは、債務整理専門の弁護士・司法書士に個人再生や自己破産出来るか相談しましょう。