雨宮先生雨宮先生

闇金からの借金は返済する必要がないので、任意整理はできません。

どうして出来ないのか、そして闇金から借りたお金の対策について説明していきます。

なぜ闇金からの借金は任意整理の必要がないの?

闇金借金の任意整理

「どうして闇金からの借金は任意整理ができないのか?」と疑問に思われますよね。
これは、平成15年9月1日に国会で”闇金対策”ができあがったからです。

闇金対策では、「闇金との契約自体が無効となるため、借金の元金・利息・遅延金を含めた一切を返済する必要がない」と定めらました。

【関連外部サイト】闇金対策の設立(金融庁)

闇金のからの借金は任意整理の対象にならない

つまり、闇金からの借金は任意整理の対象になりえないのです。

任意整理を検討するよりも、”日本貸金業法協会”や”警察”に相談することになります。(連絡先などは後ほどご紹介します)

国・金融庁が行っている闇金対策は?

国が行っている闇金対策

  • 貸金業登録制度の強化
  • 出資法や貸金業規制法上の罰則のを強化
  • 違法性のある広告宣伝や勧誘行為の規制
  • 違法性のある取立行為の規制
  • 超高金利の貸付契約自体の無効

この闇金対策がされてからは、闇金の被害者も減ってきています。
ですが、闇金自体が無くなった訳ではありません。今でも風俗雑誌の裏紙面には、闇金広告が掲載されていることもあります。

悪質な闇金から消費者を守るため金融庁が対策を講じましたが、法をくぐり抜けて自己破産者を誘惑して高利息で貸付て、悪質な取り立てや返済をわざと引き延ばしている闇金は沢山存在しています。

「といち」「とさん」「とご」に苦しむ消費者

闇金の借金に悩む男性

この対策がされる以前は、闇金は暴力団の資金を集めるために悪質な高利で貸付を行っていて、暴力や暴言で恐喝めいた取立の被害者が多く報告されていました。

「といち」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?これは、「10日で1割の利息がかかる」という意味で、闇金の多くは「といち」や、酷いものだと「とさん・とご(10日で3割・5割の利息)」で貸し付けていることもありました。

このような暴利だと、当然借金が減る事はありません。ですが、闇金を利用する人は、有名な消費者金融から既に借りられなくなってしまっている事情がある人ばかりです。

高利で延々と利息をむしり取られて、返済が遅れると悪質な取立に精神的に参ってしまい仕事も辞めざる負えない状況や夜逃げをする人が多くなっていきました。

闇金への対処方法

金融庁で制度上では闇金対策がされているとはいえ、闇金は元々法律を守るつまりのない、非合法の貸金業者です。お金を返す必要が無いとはいえ、闇金側からすれば「約束して貸した金と利息は返せ、筋を通せ」と思っています。

だから、法律を無視してでも厳しい取り立てをしているケースは沢山あります。

債務者(あなた)も最初は返すつもりで闇金から借りたとは思いますが、もし「もうどうにもならない」と思った場合の対処方法をご紹介します。

闇金への対処方法

  1. 警察に相談をする
  2. 日本貸金業協会に相談をする
  3. 弁護士・司法書士に依頼をする

1.警察に相談をする

闇金から借金をして問題を抱えてしまったら、一度警察に相談してみてください。警察に相談する場合は、電話で相談をするまたは、所轄警察署の生活安全課に行きます。

相談する前に、闇金の業者名・借入れた金額・利息・借りたときの状況・その闇金を知った経緯(ダイレクトメールがきた・雑誌や新聞の広告で見たなど)をまとめておくことが大切です。

【関連外部サイト】相談総合窓口電話番号、または、短縮ダイヤル#9110

警察がしてくれる対策は、闇金業者に遠まわしに勧告をしてくれます。
ですが、なかには「あなたが借りたのがいけないよね」と言って誠実に対応してくれないといったケースの報告もあります。

そのようなときは、弁護士や司法書士に相談をしましょう。

2.日本貸金業協会に相談をする

日本貸金業協会では、借金問題全般の相談を受付けています。相談内容を聞いてどんな対処が必要なのかアドバイスを受けられます。

【関連外部サイト】貸金業相談・紛争解決センターのご案内

3.弁護士・司法書士に依頼する

弁護士・司法書士に依頼するときは、相談に行く前に闇金対策の事例を扱ったことがあるのか調べておく必要があります。なぜなら、せっかく相談に行っても闇金関連の案件を断るまたは、強くない弁護士や司法書士もいるためです。

闇金業者の手口は悪質な手口を使ってくる事が多いので、弁護士や司法書士が相手になったとしても、ズルズルと交渉をが長引いて、終わりの見えない業務を強いられるケースが少なくありません。ですので、普通の弁護士や司法書士であれば、闇金での任意整理は敬遠します。

ですが、逆に解決する気が元々無いのに引き受ける弁護士や司法書士もいます。

例えば、闇金対策に強くない弁護士に依頼した場合に、途中で「結果が出せませんでした」と着手金と交通費などの実費だけを請求される可能性があります。

雨宮先生雨宮先生

闇金問題解決に強い弁護士や司法書士もいます。闇金問題の依頼料も、着手金なしの法律事務所もあるため1件3~5万円程度で解決が可能です。

闇金の見分け方は?

闇金の見分け方

任意整理をする前に、自分が借りている業者が闇金かどうかをある程度調べておいてから、警察や弁護士などに相談依頼をする方が、話がスムーズに進みます。

特に弁護士や司法書士への任意整理の相談は、先ほども書いたように闇金業者の案件を敬遠する傾向があるので、予め闇金がどうかを知っておくことで、相談依頼先を最初から考えて選ぶことも出来ます。

闇金の見分け方

  • 財務局・資金行協会や都道府県に資金業の登録をしていない
  • 「どなたでも貸付します」と自己破産者にも貸付を行っている
  • 利息を年20%以上で貸付を行っている
  • 会社の連絡先が携帯電話になっている
  • スポーツ新聞やインターネットに広告を出している
  • 高額な貸付でも無担保や保証人なしで貸付を行っている
  • 貸付業者から紹介される業者(「ここで借りて返してくれればいいから」と紹介される業者)
  • 日本貸金業協会の「闇金検索ページ」で調べる

上記のようなことに当てはまる業者は、闇金の可能性が高いです。

最近は、審査なしで借入れが可能な消費者金融もありますが、中には闇金がまじっている可能性もあるため注意してください。


今回のまとめ

闇金からの借金は平成15年9月1に国会にて”闇金対策”が講じられたため、返済する必要がありません。そのため、任意整理をする必要がないのです。

ですが、悪質な取り立てや高利息で困ったときは、すぐに警察や弁護士に相談をして下さい。

雨宮先生雨宮先生

闇金からの悪質な嫌がらせを受けても、我慢してギリギリまで我慢してしまう方もいます。ですが、「高利息と分かって借りた自分が悪い」と諦めないで助けを求めてください。

警察が対応してくれない場合は、債務整理専門の弁護士へのご相談をお勧めします。