雨宮先生雨宮先生

クレジットカードの借り入れでも、過払い金請求の対象になります。
ですが、ショッピング(買い物)については対象になりません。

利息制限法を超えた利息を払っていれば過払い金請求対象になる

クレジットカードのキャッシングは過払い金請求対象

雨宮先生雨宮先生

クレジットカードは1枚で4種類の利用ができますが、それぞれの違いはご存知でしょうか?

クレジットカードの機能

  1. ショッピング一括払い(立て替え払いでの買い物)
  2. ショッピングリボルビング払い(立て替え払いでの買い物)
  3. リボルビング方式のキャッシング(借り入れ)
  4. マンスリークリアのキャッシング(借り入れ)

1.ショッピング一括払い(立て替え払いでの買い物)の過払い金

ショッピング一括払いでは、過払い金は一切発生しません。

多くの人が買い物で口にしているでしょう、「クレジットカードで、一括払いでお願いします」の言葉。これは手元に現金が無い場合にクレジットカードの一括払い利用が重宝しますよね。

ですが、クレジットカードの一括支払いで買い物を利用した時の金利はどこもゼロです。

10万円の買い物をしたら翌月に10万円が契約した時の銀行口座から引き落とされるだけで、とてもシンプルです。ゆえに過払い金は発生しません。

2.ショッピングリボルビング払い(立て替え払いでの買い物)の過払い金

ショッピングのリボ払いでも、過払い金請求対象になることはありません。

リボルビング払い(リボ払い)は分割支払いを簡単に行えるもので、自分で月々の支払金額を設定できるようになっています。

例えばJCBカードの場合は定額コースというものがあって、月々5千円以上で自由に設定することができます。

分割払いになりますのでもちろん金利手数料がかかりますが、今も昔もほとんどが利息制限法の範囲内の年利15.00%となっていますので、過払い金は発生しえないのです。

【ちょっと脱線話】ショッピングのリボルビング払いの利息手数料はいくらかかってる?

ちょっと話が脱線しますが、ショッピングのリボルビング払いにした場合、どのくらいの利息手数料を支払っているかご存知でしょうか?

先ほども書いたように、リボ払いの利息手数料は年間15。00%です。JCBカードのホームページに「リボ払いシュミレーター」があるので、10万円の買い物を毎月8千円ずつ支払いした場合の手数料を見てみました。

クレジットカードリボルビング払いの手数料表

雨宮先生雨宮先生

10万円の買い物を毎月8千円の支払いでリボ払いした場合、合計で8,220円の手数料がかかります。

8,220円を安いと思うか高いと思うかは人それぞれですが、リボ払いにすると商品代金をみずから10万8,220円に値増しして買っていることを覚えておいてください。

3.リボルビング方式のキャッシング(借り入れ)

クレジットカードでリボ払いのキャッシング借り入れ

過払い金請求対象になるのはここからです。
クレジットカードのキャッシングでは過払い金が発生している可能性があります。

キャッシングとは現金を借り入れることです。多くの人はお金に困っているからお金を借りるので、返済方法は基本的にリボルビング方式を選択される方が多いようです。

現在ではクレジットカードのキャッシングでも、金利は利息制限法の範囲内の年利15.00%に設定されているカード会社がほとんどです。ですが、以前はこの金利を出資法の上限年利29.2%に設定していたカード会社も数多く存在していました。

ですので、もし過去に過去にクレジットカードのキャッシングを利用してリボ払いをしていた場合は、過払い金が発生している可能性はかなり高くなっています。

4.マンスリークリアのキャッシング(借り入れ)

マンスリークリアとは金融用語で、クレジットカードでお金を借りた場合、1か月以内に一括で返済することを言います。

この場合の金利は、今では利息制限法の15.00%になっていますが、リボルビング方式と同様に以前は出資法の年利29.2%で貸し付けられていることがほとんどでした。

つまり、マンスリークリアを過去に利用していた場合も過払い金が発生している可能性があります。

クレジットカードでキャッシングを利用していた方が過払い金請求の対象です

このように、クレジットカードではショッピング(買い物)の場合は過払い金は発生することはほぼありませんが、お金を借りるキャッシングを利用していた場合は、過払い金が発生している可能性はかなり高くなっています。

得に2010年頃より前にクレジットカードのキャッシングを利用していた場合は、過払い金はほぼ間違いなく発生していると思われます。

出資法の年利29.2%で1か月借り入れた場合の過払い金額は?

クレジットカードのキャッシングで、実際どのくらいの過払い金が発生するかご紹介しましょう。

もしマンスリークリア(1か月後の一括払い)で10万円を借り入れた場合、出資法の金利(年29.2%)で計算すると利息は2,479円、利息制限法(18%)で計算をすれば1,528円です。

つまり、10万円を1か月借り入れしただけで、951円の過払い金が発生していることになります。

多めの分割払いで100万円借り入れして80回払い(約6年半)で返済していれば、150万円~160万円ほどの過払い金が発生します。(出資法の金利で支払っていた場合です)

雨宮先生雨宮先生

10%~15%金利が高くなるだけで、支払う利息額が大幅に変わるのです。

クレジットカードの過払い金計算の注意事項

クレジットカード過払い金計算

もしクレジットカードキャッシングでの過払い金請求をする場合は、マンスリークリアとリボルビング払いを別々に計算して提出する必要があります。

別々の計算にしても、まとめて一緒の計算にしても、過払い金の金額に大きな差が出ることはないのですが、貸金業者側からすれば「過払い金の支払いは出来るだけ少なく!」と思っています。

もしまとめて一緒に過払い金計算をした場合は、支払いや交渉に応じてこなく訴訟にまで発展するケースがありますので、注意が必要です。

マンスリークリアとリボ払いの過払い金計算を別々にすれば、クレジットカード会社から和解提案が出されて、過払い金の支払いがスムーズになる可能性は高くなります。

雨宮先生雨宮先生

貸金業者相手に一人で計算、交渉から請求は難しいので、過払い金請求は弁護士や認定司法書士に依頼することも考えておくと良いと思います。

今回のまとめ

クレジットカードはキャッシングを利用していた場合のみ、過払い金請求の対象になります。

ですが、それは利息制限法の年利15~18%を超えて貸し付けられていた場合に限ります。主に2010年より前にキャッシングを利用してた場合は、過払い金が発生している可能性は高いです。

雨宮先生雨宮先生

過払い金請求は最終取引から10年間と時効がありますので、「あれ、確か50万ほど長い間返済していたな」と思ったら早めに過払い金請求交渉をしてください。