雨宮先生雨宮先生

弁護士にお願いすれば安心と思っていませんか?

債務整理・借金整理・過払い金の取り戻しで弁護士に依頼する場合、以下に当てはまる弁護士事務所は問題がある可能性がありますので注意しましょう。

こんな弁護士・弁護士事務所は要注意!

問題有り・怪しい弁護士

問題有り・怪しい弁護士の特徴!

  • 弁護士相談費用を前払いしているのに半年以上放置されている
  • 消費者金融や信販会社から紹介された弁護士(提携弁護士)
  • 頼んでいない、話も聞いていない事を勝手に進める弁護士
  • 自分の意志を確認せずに勝手に和解してきた
  • 弁護士が話を聞いてくれない
  • よく話を聞かず、すぐに自己破産を勧めてくる弁護士
  • 無理な返済プランを立ててくる
  • 事務員ばかりが対応している
  • 分割金を延々と支払わせている
  • 弁護士費用が相場よりも高額すぎる
  • 弁護士報酬基準を事前に説明しない
  • 利息制限法に基づいた引き直し計算をしない
  • 契約書を作らない
  • 進捗状況を聞いても説明しない
  • 取引経過・引き直し計算書を見せない
  • 取り戻した過払い金を都度支払ってくれない
  • 和解書・合意書を見せてくれない
  • 弁護士資格を持って無いのに料金を請求してくる

消費者金融・信販会社が紹介する弁護士

提携弁護士は危ない

最近は個人で過払い金請求を消費者金融側に交渉しても、「弁護士を通してください」と言われるようになりました。そこで業者によっては「〇〇弁護士事務所などへご相談ください」と言ってくるケースがありますが、これは要注意です。

これは「提携弁護士」というもので、消費者金融や信販会社と裏で繋がっている可能性が高く、相談者のためではなく金融会社や信販会社の利益のために仕事をします。
つまり、取り戻せる過払い金が少なくなったり、何とかローンで返済を続けさせるように仕向ける傾向があります。

頼んでいない、話も聞いていない事を勝手に進める弁護士

たまに事後承諾的に「この和解で進めましたので」「このように交渉がまとまりましたので」と、依頼者に事前に意思確認をしないで勝手に事を進めてしまう弁護士がいます。

依頼者の多くは”弁護士”という肩書と”面倒なことをお願いしている”という後ろめたさにも押されて、何も言えずに弁護士が勝手に進めた和解や条件に応じてしまう事が有ります。

ですが、依頼者と受任者は基本的には対等な関係です。お互いの意思疎通と理解や承諾が合って仕事を進めるものですので、勝手に物事を進めていたり、消費者金融や信販側と勝手に和解するような弁護士は問題があります。

また、こちらの話を聞かずに、高圧的な態度で一方的に話をしてくるような性格の弁護士には依頼しない方が安全でしょう。

無理な返済プランを立てる弁護士にも要注意

任意整理などをして借金が減額することは良いのですが、自分の収入や生活状況に合わない無理な返済プランを立ててくる弁護士にも要注意です。

借金整理後に組み立てる返済プランの基本は「無理をしないこと」です。無理をした返済プランは途中で返済が続かないことも多くて、そうなると消費者金融側に違約金や遅延損害金を支払う必要も出てきます。おかしな返済プランを立ててくる弁護士は、これをよく理解していない可能性があります。

よく話を聞かずにすぐに自己破産を勧める弁護士

依頼者側の話をよく聞かずに、「もう自己破産しかありませんね」と即答してくるような弁護士も要注意です。こういった弁護士は依頼者の都合を考えずに、自分の都合を優先して考える傾向があります。

しっかり話を聞いてくれた上で、任意整理・個人再生・自己破産などの選択肢を提示してくれるような弁護士であれば安心して良いでしょう。

事務員ばかりが対応している・進捗状況を説明しない弁護士事務所

事務所に行っても電話をかけてもいつも弁護士が不在で、折り返し連絡をお願いしても電話が無い、事務員ばかりが対応しているような弁護士事務所も少々問題有りです。また、「どうなっていますか?」と聞いても進捗状況をしっかり説明してくれず、あやふやな言動が多い場合も注意です。

たまたま他の依頼で忙しいのかもしれませんが、折り返し連絡も無いのは依頼者のことを軽く見ている行動と考えられますので、他の弁護士に変えた方が後悔が少なくなると思います。

弁護士費用が高過ぎる・報酬基準を事前説明しない・契約書を作成せずに進める

弁護士費用が高過ぎる事務所

弁護士費用が相場よりも高すぎる(例えば2倍から3倍)や、契約前に弁護士報酬基準を事前に説明してこない弁護士にも要注意です。

弁護士料金は各弁護士事務所が自由に設定して良いことになっていますが、料金の相場は大体決まっています。
例えば過払い報酬・任意整理の場合、着手金は0円~4万円、解決報酬は1社あたり2万円、過払い・任意整理報酬は1社あたり約10%~20%です。

これが、着手金が8万円、解決報酬が5万円、過払い・任意整理報酬を40%も請求してくるような弁護士へは依頼しない方が良いです。
こういう高額な料金設定をしている弁護士事務所は、契約書を後回しにしてくるか、高額な弁護士料金に承諾させるような巧みな文言で契約書を作成していることもあります。

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取引経過・引き直し計算書を見せない

取引経過・引き直し計算書を見せない弁護士は危ない

過払い金や任意整理を依頼した場合、「取引経過や引き直し計算書を見せてください」とお願いして「これは依頼者様に見せて良いものではありません」と断って来たら要注意です。

本来、取引経過や引き直し計算書は、依頼者にも確認してもらって、合意のうえで消費者金融側と和解交渉を進めます。にもかかわらず、見せてくれない弁護士には依頼を中断した方が良いでしょう。

取り戻した過払い金を都度支払ってくれない、和解書・合意書を見せてくれない

複数の消費者金融から過払い金を請求する手続きだと、和解して支払われた消費者金融のお金は、依頼者が求めれば依頼者側へ支払うケースが多い状況です。

にもかかわらず、全ての和解が終了してからまとめて返そうとする事務所の場合、報酬額を上げて請求しようと考えている可能性もあります。
「和解した消費者金融からの過払い金は、都度支払って頂く事は可能でしょうか?」と依頼前に確認しておきましょう。「それはできません」と返答して来たら要注意です。

また、貸金業者との和解書や合意書を見せてくれない場合は大いに問題有りです。もしかしたら、依頼者側に過払い金の額を少なく見せようとしているか、報酬を水増ししようとしている可能性もあります。

弁護士資格を持って無いのに料金を請求してくる

「弁護士事務所なのに弁護士資格を持っていない」ということはまずありませんが、借金相談の民間団体やNPO/NGOでこういったケースが報告されています。

民間団体には借金整理をする権限は一切ありませんので、「整理手続き費用」「仲介手数料」などを請求してくるのであれば問題です。

借金問題に対して真面目に活動している民間団体もありますが、逆の民間団体も存在していますので、何らかの料金を請求してくるような組織は要注意です。

もし既に問題有り・怪しい弁護士に依頼したらどうする?

問題ある弁護士に既に依頼してしまったらどうするか
もし既に問題があり、怪しい弁護士や事務所に依頼して進めてしまっていたら、進捗状況の説明を明確に求めるようにしてください。

また、取引経過、引き直し計算書のコピーをもらって、無料相談を行っている別の弁護士事務所に相談するなどをしましょう。

もし「途中解約であっても仕事した分の費用は発生する」と言われたら、その場合は潔く支払って、別の弁護士に依頼するしかありません。

債務整理・借金整理や過払い金請求で弁護士に依頼する場合は、これらを専門にして実績の多い弁護士であれば問題が起こる事は少ないでしょう。

今回のまとめ

「この弁護士で良いのか、何か不安だな」と思ったら、進捗状況や詳細を弁護士側にしっかり確認しましょう。

そこでうやむやにされたり、詳細な説明が無い場合は、弁護士を変えることを検討した方が良いと思います。

雨宮先生雨宮先生

依頼者と弁護士の仕事は、基本的に信頼関係があって成り立つものです。
弁護士は進捗状況や条件提示をしっかり行うべきですし、依頼者さんも弁護士側が求める情報は細かく説明して、お互い礼儀正しく接し合うことが大切です。
弁護士も依頼者も人間なのです。