雨宮先生雨宮先生

「家族や会社にバレずに借金整理をしたい」という方は、”任意整理”が適しているケースが多いです。

借金整理(債務整理)の方法は主に3つの方法がある

家族にばれずに借金整理(債務整理)したい

多額の借金を抱えて返済できずに困った場合、主に「自己破産」「任意整理」「民事再生(個人再生)」の3つの借金整理(債務整理)方法があります。

そこでよくご相談頂くのは「借金を家族にバレずに整理して返済したい」「会社に知られたくない」といったご要望です。

自己破産は家族や会社にバレる?

自己破産をして免責が認められれば、借金をゼロにすることができます。ですが、家族や会社にバレずに自己破産手続きを行うことは難しいです。

なぜなら、現金99万円と自動車の売却額が20万円以下などの財産は残すことができますが、その他のマイホーム・20万円を超える保険解約金・現時点での退職金の一部などは全て差し押さえられて競売にかけられます。

つまり、マイホームを持っていたら差し押さえられるので家族にばれます。マイカーや加入中の保険も差し押さえか解約させられる可能性もあるので、ここでも家族にばれます。退職金は、勤め中でも会社の人事部に「現時点での自分の退職金はいくらですか?」と聞いて証明書類を作ってもらう必要があるので、理由を聞かれた時に普通は会社側にばれてしまいます。

自己破産について詳しくは、別ページ「自己破産をするメリットとデメリットは?」もご参考ください。

民事再生(個人再生)は家族や会社にバレる?

次に民事再生(個人再生)という方法がありますが、これはマイホームや高額なマイカーなどは売却せずに、借金を5分の1から10分の1まで減らす借金整理(債務整理)です。

この借金整理方法は、結論から言うと家族や会社にばれにくいものです。そのかわり、期間は最低6カ月間と長くかかります。

なぜなら、民事再生(個人再生)は弁護士へ依頼して裁判所が介入して借金を整理する方法だからです。「どのくらい借金を減らせば、マイホームやマイカーローンへの返済を維持しながら、貸金業者などへの返済を続けていけるか」と再生計画を作って厳重な審査が行われます。

この手続きでは財産が差し押さえられることはありませんが、家計状況が詳しく審査されます。再生委員会側から「外食を減らして自炊にしてください」「車の維持費が駐車場代が高過ぎるので、車を手放してバスで通ってください。」などいろいろな指摘が入ります。

つまり、家計を節約するために家族の協力が必要なケースが多いので、家族に理解を得る必要が出てきます(隠していてもいずればれます)。ですが、勤め先の会社側に通知などは一切配達されないのでばれることはありません。

雨宮先生雨宮先生

民事再生や個人再生については、別ページの「自己破産をしたくない人は”民事再生”という選択肢があります」や「個人再生のメリットとデメリット」もご参考ください。

任意整理は家族や会社にばれない

任意整理は家族や会社にばれない借金整理

では最後に”任意整理”です。この借金整理(債務整理)方法は、家族や会社にばれることは、ほとんどありません。

なぜなら、任意整理は弁護士が消費者金融や貸金業者側と「借金をこのくらい減額すれば返済を続けられます」「今後の返済は利息をカットしてもらわなければ、債務者は返済できませんよ」などと直接交渉をする借金整理方法だからです。

貸金業者側との直接交渉ですので、裁判所の面倒で長く手間がかかる手続きも必要ありません。任意整理をすると、ほとんどのケースでは3カ月で借金整理を行う事ができます。

どのくらい借金が減るかは、債務者(あなた)の家計状況や返済能力、弁護士や司法書士の交渉能力にもよりますが、基本的にはこれから発生する利息分は全てカットされる和解に持ち込めます。
元金が減らせるかは、債務者の生活状況や弁護士の交渉力にかかっています。

任意整理のメリット

  • 裁判所を通さず貸金業者との直接交渉になるので家族や会社にばれない
  • 借金を減らすことができる
  • 未払い金利・遅延損害金・将来金利を返済しなくて済む
  • 家や自動車などの財産を維持できる
  • 一部の借金だけを選んで整理することも可能

任意整理のメリットとデメリットは?のページもご参考ください。

雨宮先生雨宮先生

貸金業者とのやり取りは弁護士(認定司法書士でも可)が行いますので、家族や会社側にばれることはまずありません。

なぜ直接交渉して借金が減る?

「どうして消費者金融や貸金業者に直接交渉するだけで借金が減るんですか?」とよく質問を頂くので、お答えしておきます。

もし債務者(あなた)が自己破産をしてしまったら、借金はゼロになりますが、お金を貸した側はお金を返してもらえないので損になりますよね。なるべく1円でも多く返済して欲しいと思っています。

そこで、「じゃぁ借金をこれくらいに減らして、今後は利息分もカットすれば返済を続けられるなら、その方が良いだろう」と判断して、弁護士との直接交渉に応じるのです。

債務整理のたとえ話

たとえ話をしましょう。もしあなたがAさんに年利18%で50万円貸していたとします。月々の返済は利子込みで6万円と約束していたのですが、Aさんの家計状況が悪くなって返済が滞るようになりました。

ある日、弁護士をから「Aさんが今こんな状況になっています。利息分をカットして月3万円の返済にしてもらえれば返せると約束しています。この条件で手を打ってもらえませんか?打ってもらわなければ、Aさんは自己破産してあなたは1円も取り戻せなくなります。」とあなたが交渉されたら、なるべく貸したお金を取り戻せるような条件を呑みますよね。

このように、貸金業者もなるべく損はしたくないので、借金減額や利息カットの交渉に応じるのです。

雨宮先生雨宮先生

任意整理は他の借金整理に比べて手っ取り早い方法ですが、交渉が決裂してしまったり、借金を減額しても返済できない場合は、自己破産か民事再生(個人再生)手続きを行うことになります。

今回のまとめ

もし多額の借金返済ができなくなって、家族や会社側にばれずに借金整理を考える場合は、”任意整理”から考えてみてください。

マイホームや資産を持っている場合には、これらの資産を残しつつ借金の減額や利息カットが出来る可能性が高い債務整理です。

雨宮先生雨宮先生

借金の総額や家計状況、返済能力によって適した借金整理の方法があります。詳しくは借金整理に強い弁護士や認定司法書士にご相談されることをお勧めします。家族や会社にばれない方法も心得ています。