債務者さんからのご質問

貸金業者、サラ金、銀行からの借金返済が滞納しはじめて、電話・手紙・メールで返済の督促を受け取る度に不安でストレスが酷いです。電話は1日に20回もかかってくることもあって、仕事と生活が狂い始めてきています。

取り立てに対して何か対処法はありませんか?

雨宮先生雨宮先生

債務整理手続きを弁護士に依頼することで、貸金業者からの取り立ては全て止まります。

債務整理の受任通知を依頼すると取り立ては全て止まる

借金の取り立てが厳しい場合の対処法は債務整理

借金問題を専門にしている弁護士(または司法書士)に債務整理を依頼すると、貸金業者側に「〇〇さんの債務整理を受任致しました。これから手続きに入ります」という連絡を出してくれます。

債務整理の受任通知を受け取った貸金業者側は、それ以後の取り立てをすると違法行為になりますので、どんなに厳しかった取り立てでもパッタリと止まります。

債務整理とは?

「ところで債務整理って何?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。簡単に説明しておきます。

債務整理とは、貸金業法等の法律を利用して借金を減らす為の手続きで、主に4つの方法があります。

債務整理の4つの方法

  1. 任意整理
  2. 個人再生(民事個人再生)
  3. 特定調停
  4. 自己破産
雨宮先生雨宮先生

どの債務整理方法を依頼しても、貸金業者からの取り立てを止めることができます。

1.任意整理

任意整理は弁護士(または司法書士)が、貸金業者と直接交渉して借金を減らす方法です。
借金総額を2~3割減らすことができて、これから発生する”将来利息”もカットされることも多々あります。

裁判所を介さない直接交渉ですので、煩雑な手続きや面倒な書類が少ない点がメリットです。解決までの期間が早く、会社や家族にも1番ばれにくい債務整理方法です。

任意整理については任意整理のメリットとデメリットは?で説明していますので、こちらもご参考ください。

2.個人再生(民事個人再生)

個人再生(民事個人再生)は主にマイホームを手放したくないサラリーマンや自営業者の為の債務整理方法です。

住宅を手放すことなく、借金総額を5分の1~10分の1に減らすことができます。500万円の借金であれば、100万円まで減らすことができます。

裁判所が選任する個人再生委員を通して手続きを行いますので、解決までの期間が4~6ケ月と長くなり、手続きが複雑ですので、弁護士への依頼が必須になります。

個人再生の利用条件は、住宅ローン以外の借金総額が5,000万円以下であること、定期的な収入があることです。

個人再生について詳しくは個人再生のメリットとデメリットで説明していますので、ご参考ください。

3.特定調停

2010年頃まで、利息制限法を超えた金利で借金をしていた場合に、「個人で費用をあまりかけずに借金整理できるように」と作られた債務整理方法です。

弁護士や司法書士がかわりに行うことが出来ない債務整理方法ですので、申し立てから貸金業者との交渉(調停)まで全てを自分一人で行う必要があります。

主に法律知識・交渉力がある方が利用しています。

4.自己破産

自己破産という言葉は耳にされたことがあると思いますが、これは裁判所を通して破産手続きをして、借金をゼロにする方法です。

借金がゼロになるかわりに、99万円以下の現金と預貯金、ひとつ20万円以下の財産は全て没収・競売にかけられて、そのお金は債権者で均等に分配されます。

自己破産手続き中は、特定の職業は資格制限を受けるデメリットもありますし、1度自己破産をしたらその後7年間は自己破産できません。
債務整理では”最終手段”の位置付けです。

自己破産について詳しくは、自己破産をするメリットとデメリットは?や、自己破産のカテゴリーページをご参考にしてみてください。

雨宮先生雨宮先生

これら4つの債務整理を弁護士に依頼することで、貸金業者からの取り立てが止まって、落ち着いた生活の中で借金を返済していく事ができるようになります。

貸金業法では厳しい取り立て行為は気にされている

貸金業法の取り立て規制についても簡単に説明しておきます。

貸金業法21条1項では「債権の取り立てをする場合、人を脅迫し次に掲げる言動その他の人の私生活、もしくわ業務の平穏を害するような言動をしてはならない」と定められています。

また、「正当な理由がないのに、社会通念に照らし不適当と認められる時間帯(午後9時から午前8時)の間に電話やFAX,債務者宅を訪問取り立てすること」も禁止されています。

ですがここで書いている「正当な理由」がポイントです。日中に債務者に全く連絡が付かない状況が長く続いた場合、職場に連絡をしたり自宅訪問されることは許されることもあります。「取り立てが怖いからずっと電話に出ない」というような行為をし続けていいれば、取り立てが厳しくなることは仕方ありません。

こうなってしまったら、できるだけ早めに債務整理を弁護士に依頼されることをお勧めします。

雨宮先生雨宮先生

いつまでも借金返済が滞ると、利息が雪だるま式に増えていきます。延滞遅延金も発生していきます。そうなる前に、債務整理を依頼した方が、残った借金返済や弁護士費用も少なくなります。

闇金からの借金の取り立ては止まないこともある

闇金の借金取り立ては止まらない

もし闇金から借りている場合はどうでしょうか。
闇金はもともと法律を無視した違法な金利で貸金業を営んでいますので、債務整理の受任通知を受け取っても構わずに取り立てをしてくる場合があります。

また、闇金ばかりから借金をしている場合に弁護士や司法書士に債務整理を依頼しても、依頼を断られてしまう可能性が高くなります。闇金からの借金整理のための交渉は、かなり骨が折れますので、どうしても敬遠されがちです。

ですが借金問題を専門にしている弁護士であれば、闇金の取り立て対処を熟知している事務所もあります。どうしても困っている場合は、1度相談されることをお勧めします。

雨宮先生雨宮先生

闇金の対応策は、最初は警察へ。警察が動いてくれない場合は、闇金対策が得意な弁護士へ依頼された方が良いと思います。

今回のまとめ

サラ金や銀行など貸金業者からの取り立てが厳しい場合の対処方法としては、借金問題を専門にしている弁護士(または司法書士)に債務整理を依頼することです。

貸金業者が弁護士から債務整理の受任通知を受け取ったその日から、取り立てはパッタリと止まります。

現在よく利用されている債務整理は、任意整理・個人再生(民事個人再生)・自己破産がありますので、自分の状況に合った方法を相談して手続きしてください。

雨宮先生雨宮先生

借金を返せる見込みがないのに、ズルズルと現状のまま生活を送っても借金は膨らむだけです。
そうなる前に、借金問題を専門にしている弁護士に相談されることも考えてみてください。借金問題であれば、初回は無料相談を行っている事務所が多くなっています。