債務者さんからのご質問

専業主婦の妻と二人暮らしです。実は3社から借り入れしたカードローンの借金返済が限界になってきました。

借金を減らす方法があると聞いたのですが、妻にばれずにできるでしょうか?

雨宮先生雨宮先生

国の制度や貸金業法を利用して、借金の額や収入に応じて借金を減らす事はできます。奥様にばれずに行う事も可能です。

妻(奥さん)に債務整理(借金整理)がバレてしまうと・・

借金が妻にばれた
「家族にばれたくない」「妻に知られたくない」とご相談される男性は多いです。

それもそのはず。夫が働いて稼いだお金とはいえ、家計の大部分のかじ取りをしている役目は妻(奥様)になっているご家庭が多いでしょう。

数十万の借金ならまだしも、複数の貸金業者から合計100万円以上になった借金が妻(奥様)にばれたら、一気に信用を失うか離婚にまで発展しかねません。(残念ながら実際にこうなる方も沢山います)

ゆえに「妻にばれずに」「内緒で借金を減らして自分のお小遣いから完済するようにしたい」というご相談は後を絶ちません。

債務整理整理が妻(奥様)にばれてしまう原因

借金を減らす方法はいくつかあるのですが、これをご説明する前に「どうして債務整理(借金整理)が妻にばれるか?」を覚えておきましょう。

妻(奥様)にばれてしまう原因は、”郵便物と電話”です。

債務整理(借金整理)は、手続きが複雑な方法をのぞいて、頑張れば自分ひとりでもすることは出来ます。

例えばこれから説明する”任意整理”は、消費者金融側と「借金や利息を減らしてくれ。じゃないと返済できない」と直接交渉するだけです。
自己破産の場合は、もし家などの財産が無ければ、数枚の用紙と申し立て費用を裁判所に提出して何度か裁判所に通うだけです。

ですが、自分1人で債務整理をするとなると、関係書類がすべて郵便で自宅に届きます。

今は消費者金融の利用明細がウェブ照会にできるので、郵送されることも少なくなりました。ですが、返済が滞ると督促状が郵送で送られてきます。

郵便局留めやレンタルオフィスの利用などは出来ませんので、妻(奥様)がこの書類を見た瞬間にアウト・・となってしまいます。裁判所や消費者金融から電話されることもありますので、ここでもバレてしまうことになります。

取り立ての電話も多くなる

さらに、取り立ての電話も多くなります。

借金の取り立て行為は、貸金業法で「朝8時から夜の9時まで」と決められていますので、時間外に取りたて催促をしてくることはありません。

ですが、取り立て許可されている時間内は、消費者金融にもよりますが電話の嵐です。1日に20回着信があることもザラで、とにかくしつこく電話をしてきます。土日も関係なく電話してきますので、休日で家にいる時にしょっちゅう電話がかかってくる様子を妻(奥様)が見たら、「何か良くないことが起きていんじゃ?」と、女性の勘で気付いてしまうでしょう。

弁護士を代理人に指定すれば、ばれる可能性は極めて低い!

では妻(奥様)に債務整理がばれない方法ですが、簡単です。
債務整理を弁護士に依頼することです。

債務整理を弁護士に依頼すれば、弁護士が自分の代理人、つまり”身代わり”になってくれます。

債務整理の代理人とは、「この弁護士さんが全ての窓口になります」ということです。
関係書類の郵送物から電話まで、全ての送り先や連絡先が代理人弁護士になりますので、消費者金融や裁判所からは一切郵送物も電話も届かなくなります。

つまり、債務整理を弁護士に依頼することで、妻(奥様)にばれる可能性は極めて低くなるのです。

雨宮先生雨宮先生

ですが、弁護士から依頼者への電話はしますので、電話帳の名前を会社の取引先やお客さんにするなどのカモフラージュが必要になります。

どうやって借金を減らすか?

どうやって借金を減らすか

「弁護士に債務整理(借金整理)を依頼すれば、j弁護士が自分の身代わりになってくれるから基本的には妻にはバレない」ということは理解頂けたと思います。
では、ここから実際にどうやって借金を減らすかを解説しましょう。

債務整理には4つの方法があって、「とりあえず少しでも借金を減らして返済を楽にしたい」という状況であれば、”任意整理”が良いと思います。

任意整理とは?

任意整理とは裁判所を通さない唯一の債務整理方法で、先に少し説明しましたが「借金の減額を消費者金融と直接交渉」します。

借金問題・債務整理専門の弁護士に任意整理を依頼すると、「この債務者さんから債務整理を依頼を受けました。以後、全ての連絡や郵送物は弁護士事務所○○へお願いします。」という受任通知を出してくれます。

この時から任意整理手続きが終わるまで、返済は一時ストップできますし、利息もストップ、遅延損害金も発生せず、取り立て行為も無くなります。(貸金業法で認められているのです)

任意整理について詳しくは任意整理のメリットとデメリットは?のページや、任意整理のカテゴリーページで説明していますので、こちらもご参考ください。

弁護士が依頼者(債務者)の返済状況・収入をチェック、和解のゴールを設定する

次に、弁護士が依頼者(債務者)の借金総額、返済状況や収入をチェックします。
ご相談を頂いた段階でほとんどの場合は「このままだとパンクしてしまうな」という借金を抱えた方ばかります。

ここで、「月に○○円なら返済できそうですね。であれば、借り入れしている消費者金融のA~C社さんに利息をカットしてもらって、元本も1割~2割減らしてもらいましょう。返済期間を36ケ月にしていますが、48ケ月に延長してもらうように交渉しましょう」という交渉・和解のゴールを設定します。

弁護士が消費者金融側と交渉

交渉・和解のゴール設定ができたので、ここから弁護士の腕の見せ所になります。
具体的にはこんな交渉になります。


弁護士弁護士

この債務者さん、今は3社から借り入れをしていて、合計○○円にもなっています。さらに親御さんの介護で毎月○○円かかっているので、このままだとパンクして自己破産や個人再生されてしまう可能性がありますよ。

そうすれば、そちらは元本のほとんどを回収できなくなります。ですので、利息カット、元本の減額、返済期間の延長をされてはいかがでしょうか?○○円減らせば、返済が続けられる見込みです。

金融会社金融会社

自己破産や個人再生は困りますね。ですが返済期間をプラス2年の延長はさすがに長すぎますから、プラス1年にしてもらえませんか?そうすれば今後の利息カット、元本も1割減らせます。この条件でなんとか返済できませんか?

弁護士弁護士

分かりました。もう1度債務者さんと返済期間を見直してご返事します。


雨宮先生雨宮先生

実際には書類もいくつかあって、もっと細かいやり取りが沢山あるのですが、簡単に書くとこんな感じです。
「借金を減らさないと、消費者金融さん側にとって将来的に損になりますよ」という方向で借金の減額交渉をしていきます。

消費者金融との任意整理・和解成立

こうして弁護士と消費者金融側と交渉をして、和解が成立すれば、新しい契約を結び直して新しい条件で残った借金を返済していくことになります。

借金の返済は弁護士経由になることもあったり、消費者金融に直接振り込みになることもあります。

もしこの返済も無断で滞ったりすると、和解した時の契約を破ったことになりますから、任意整理前の借金額に戻ることもあります。

雨宮先生雨宮先生

しっかり返済すれば何も問題は起こりません。もし会社が倒産した、ボーナスカットに遭った、家族の誰かが病気で出費が増えたなどの予想外の事故が起きた場合は、返済が滞る前に担当弁護士にご相談します。

任意整理でかかる弁護士費用

このように妻(奥様)にばれずに借金を減らしてくれる任意整理ですが、弁護士費用はかかります。
任意整理の場合、着手金、成功報酬、減額報酬の3つがかかります。仮に3社の消費者金融を任意整理した場合、弁護士費用は15万円前後はかかると思ってください。

ですが、弁護士料金はほぼすべての事務所で分割払いができるので安心してください。

債務整理の弁護士料金については、借金整理・債務整理でかかる弁護士費用はいくら?のページもご参考ください。

弁護士に依頼することで増え続ける借金返済生活にピリオドを打てる

こう書くと弁護士への債務整理を依頼させるための宣伝のようになってしまいますが、大事なことだと思うのであえて書いておきます。

借金整理や債務整理を弁護士に依頼すると考えると、「料金が高いんじゃないか」と思ってズルズルと借金と返済を繰り返す債務者さんは多い状況です。

ですが、「これは返済が苦しくなってきた」と思った時点で、もう将来的に首が回らなくなることは決まってしまっているのです。

借金が増えるほど債務整理は難しくなります。それもそのはずで、お金を貸した側からすれば「こんなにお金を貸したんだから、しっかり返してください」と思うことは当然でしょう。

ですが、まだ傷が浅いうちであれば、任意整理などの交渉で、債務者もお金を貸した債権者側も、少しのダメージで解決できる事が多いのです。

傷が深くなる前に弁護士に相談を

それを「ダメだ、返せない」と思って他の消費者金融からお金を借りて別の消費者金融に返済することを繰り返せば、どんどん傷は深くなっていきます。

借金があまり膨らんでいない状態だと任意整理で解決できますが、膨らみ過ぎてどうにもならない場合は、国の制度を利用して自己破産をせざるを得なくなってしまいます。

もしマイホームを持っている状態で自己破産をすることになれば、家は没収されて売却、現金も99万円以上は没収、20万円以上の財産は全て没収されます。家族に迷惑をかけてしまいます。

ですので、こうなる前に借金問題や債務整理専門の弁護士に相談してください。相談をするという行動を起こしてください。

行動をしなければ何も変わりません。借金と返済の日々を繰り返して、借金が膨らんでいくだけです。

今回のまとめ

妻(奥様)にばれずに借金を減らして完済したい場合は、借金問題・債務整理専門の弁護士にご相談と依頼をしてください。

弁護士が自分の代理人になってくれることで、債権者である消費者金融や貸金業者からの取り立て、郵送物、電話が全て弁護士にいくようになります。

雨宮先生雨宮先生

「このままだとダメだと思う」と感じた時点で、借金問題・債務整理専門の弁護士に相談してください。最初の相談料は無料で設定している事務所が多くなっています。