債務者さんからのご質問

債権者から「親なんだからお子さんの代わりに借金を返済して下さい」と言われました。

親や自分の子供が作った借金借金でも、返済する義務がありますか?

雨宮先生雨宮先生

あなたが、連帯証人になっている・債務者が死亡している・債務者が未成年で法定代理人になっている場合は、返済の義務があります。

これに当てはまらないときは、親や自分の子供の借金と言えど返済する義務はありません。

債権者から家族(親・子供)の借金を返済してくれと迫られたらどう対処すべき?

親・自分の子供の借金を肩代わりする
債権者から家族の借金の肩代わりを迫られると、代わりに返済してしまう方もいらっしゃいます。

ですが実際には、返済義務がないことを知っていながら肩代わりを迫ってくる消費者金融や闇金融がいますので、注意しましょう。

家族(親・子供)の借金を返済する義務がないケース

家族(親・子供)がした借金でも、法律では保証人になっていなければ肩代わりをすることは義務づけられていません。
そのため、債権者から返済の請求を受けても「返済する義務はありません、本人に請求して下さい」とはっきり言いましょう。

自分の意思に反して、債務者や債権者により勝手に連帯保証人にされた場合は、”連帯保証人の解除(無効・錯誤・取り消し)手続き”を行いましょう。

雨宮先生雨宮先生

連帯保証人の解除手続きについては、保証人と連帯保証人はどう違いますか?のページを参考にして下さい。

家族(親・子供)の借金を返済する義務があるケース

家族の借金を返済する義務があるのは、保証人になっている・債務者本人が未成年でその法定代理人になっている・債務者本人が死亡しているケースです。この場合は、本人に代わり返済する義務があります。

保証人・連帯保証人になっているケース

借金の保証人・連帯保証人になっている場合は、債務者の次か同等の返済義務があります。保証人と連帯保証人では、責任の重さが違いますので説明していきます。

保証人の責任

保証人の場合は、債務者が支払いが出来ない状況の場合に返済する義務があります。もし債権者から、「〇〇さんの借金を返済して下さい」と言われても、「強制執行をしてでも、本人に請求して下さい」と拒否する権利があるのです。

しかし、債務者本人に連絡がつかない・行方不明などの場合は、本人に代わり返済する義務があるので、注意しましょう。

雨宮先生雨宮先生

詳しくは、保証人と連帯保証人はどう違いますか?のページで説明していますので、参考にして下さい。

連帯保証人の責任

連帯保証人の場合は、債務者本人と同等の責任があります。そのため、債権者から返済請求を受けると返済する義務があるので、注意しましょう。

連帯保証人については、連帯保証人になっている場合の借金・債務整理方法を教えてくださいのページを参考にして下さい。

このように借金の連帯保証人になると、自分が借金をしたのと同じ状況になるため、家族や友人に頼まれても承諾しないようにしましょう。

債務者が未成年でその法定代理人になっているケース

債務者が未成年の場合は、法定代理人に返済義務があります。ですが、法定代理人が同意をしていない借金の場合は、無効となるため返済する必要はありません。

法定代理人とは

未成年者の法定代理人は、”親権者(両親)”または”未成年者後見人(親権者が不在の場合)”と呼ばれています。未成年者が責任を取れないときに代わりに責任を取る必要があります。

債務者本人が死亡しているケース

債務者本人が死亡すると、財産を相続する家族(相続人)に借金も受け継がれます。」

ですが、相続放棄の手続きをすれば借金の返済義務が消えるため、相続する財産よりも借金総額の方が大きい場合は、放棄の手続きをするケースが多くなっています。

この放棄の手続きは、自分が相続人と分かった日から3ケ月以内と期限が決まっています。手続きの詳細は、下記の裁判所サイトにて確認をして下さい。

【関連外部サイト】相続の放棄の申述

金融業者からの悪質な取り立てを止めさせるには?

消費者金融や闇金融からの悪質な取り立てに悩んだときは、警察・金融庁・財務局・各種都道府県の貸金業担当などに相談して下さい。

貸金業法では、債務者以外に借金を肩代わりさせるのは違法行為と定められているからです。

雨宮先生雨宮先生

返済責任が無いのに、支払ってしまうと悪徳金融業者の思惑通りになってしまいます。
そして、債務者本人も「また借金をしても、家族(親・子供)が払ってくれるだろう」と甘い考えのまま、借金を繰り返す可能性があるため、注意しましょう。

合わせて読んでおくと良いページ

もし返済義務があって、返済する余裕がない場合どうするか

連帯保証人になっていて家族(親・子供)の代わりに借金を返済する義務がある場合、「生活に余裕が無いしどうやって返済すればいいのだろう」と悩んでいる人もいらっしゃると思います。

この場合は、弁護士や司法書士に”債務整理”の相談を利用してください。

債務整理相談では、法律の力を使って借金を減らすことができたり、債権者からの取り立てを止める方法を提案してもらえます。

雨宮先生雨宮先生

債務整理には4つの方法がありますので、詳しくは以下のページを参考にして下さい。

今回のまとめ

債権者から、家族(親・子供)の借金返済を迫られても保証人や連帯保証人・未成年の債権者の法定代理人になっている・債権者が死亡している場合以外では、返済義務はありません。ですから、債権者には「本人に請求して下さい」とはっきり言いましょう。

返済義務がある場合でも、相続の放棄・連帯保証人の解除・債務整理の手続きをすることにより、借金が無くなる・減額などが可能です。

悪質な取り立てを止めたい場合は、警察・金融庁・財務局などに相談して違法行為を注意してもらって下さい。
現状では家族の代わりに返済することが難しい場合は、弁護士や司法書士の無料相談を利用して、債務整理を考慮しましょう。

雨宮先生雨宮先生

債務整理は無料相談を行っている弁護士事務所も多くなってきていますので、お困りの時は利用されてみてはいかがでしょうか。