債務者さんからのご質問
オリックス銀行のカードローンが返せなくなりました。どうすれば良いでしょうか?

毎月の返済額を下げてもらうか、債務整理・任意整理の検討をされた方が良いと思います。
目次
オリックス銀行のカードローンが返済できなくなった場合
取るべき行動・対処法
- オリックス銀行カードローンに返済できない旨を電話相談する
- 返済期間の変更と毎月の返済額を少なくするように交渉する
- 近いうちに返済のための収入の目途が立ちそうであれば、利息だけを返済する
- 返済不能であれば弁護士に債務整理の相談をしてオリックス銀行側と和解交渉をしてもらう
オリックス銀行カードローンに返済できない旨を電話相談する
最初に取るべき行動は、カードローン会社に返済できない旨を電話相談することです。
返済できないものを放置していると、遅延損害金が返済期日の翌月から発生して、毎月かさんでいきます。
遅延損害金は1年で15%~20%もの金利がかかります。もし100万円をカードローンで借り入れしていれば、1年で15万円、1カ月で約12,328円もの遅延損害金が発生します。
ですが、返済期日前に相談して返済プランを変更して、毎月の返済額を少なくしたことで返済が続けられるのであれば、遅延損害金はかかりません。

返済が遅れると、取り立ての電話がかかってきます。今は乱暴や取り立て行為は無くなりましたが、放置していると財産を差し押さえられる可能性も出てきます。
数カ月のあいだ利息だけを返済する
もし近いうちに収入が入る予定がある場合は、数カ月のあいだ利息だけを支払って、遅延損害金を免れられる可能性もあります。
数カ月して収入が入るようになれば、まあ返済を続けていくことになりますが、この方法が可能かはオリックス銀行カードローン側のと交渉次第です。
返済不能の場合は債務整理を考える
もし、返済額が少なくなっても、どう頑張っても返済を続けることが不可能な場合は、弁護士に相談して”債務整理”を考えることになります。
債務整理とは、法律の力を使って借金を少なくする方法で、4種類あります。
4つの債務整理方法!
- 任意整理
- 個人再生
- 特定調停
- 自己破産
任意整理
任意整理は、裁判所を通さずに、債務者と債権者(この場合はオリックス銀行側)の間に弁護士や司法書士が入って、和解を求める方法です。
和解の具体的な内容は、主にこれから発生する利息のカット、遅延損害金のカットです。交渉次第と相手の対応によっては、元金も減らせることもあります。
裁判所を通す必要がありませんので、解決までに2~6カ月ほどと比較的早い期間で終わらせることができます。家族や会社に知られる可能性も一番少ない方法です。
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カードローンの借金額にもよりますが、債務者さんが支払っている利息と遅延損害金数十万円~100万円以上にもなるケースがあります。
トータルで考えると利息がカットできるだけでも大きなメリットになります。
個人再生(個人民事再生)
個人再生は、主にマイホームなどの大きな財産を手放すことなく借金を減らしたい場合に利用されます。
持っている財産の額によりますが、借金額は5分の1~10分の1まで減らすことができて、残った借金は3年~5年をかけて返済していきます。この方法も利息がカットされます。
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任意整理以外の債務整理は、全て裁判所を通す必要がありますので、解決までに半年以上と時間がかかります。
特定調停
特定調停は、弁護士や司法書士の代わりに裁判員が間に入って和解を目指す調停を行う方法です。
一番安くできる方法ではあるのですが、弁護士や司法書士には手続きができないので、書類作成から調停での審尋・交渉まで全て一人で行う必要があります。
また、あくまで調停ですので、債権者であるオリックス銀行側が納得いかない調停になれば、そこで破断となります。
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自己破産
最終手段は自己破産です。税金や公共料金以外の借金が全てゼロになりますが、受けるデメリットも多くなっています。生活に必要なものと99万円以下の現金や財産は全て没収されます。
まあ、自己破産後に10年間は新たな借金をすることもできなくなりますので、一番注意が必要な債務整理方法です。
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今回のまとめ
オリックス銀行のカードローンの返済できなくなったら、早めに銀行側か債務整理専門の弁護士・司法書士にご相談されることをお勧めします。

銀行系のカードローンが収入証明が無くても一人で300万ほども借りられることもありますので、返済できずに自己破産をされる方も少なくありません。
持家を持っている人は個人再生、少額であれば任意整理を選択される方が多くなっています。