債務者さんからのご質問

司法書士に任意整理をお願いしましたが、それでも返済できません。
こちらの対応がわるかったのか、これ以上どうにもならないと言われて解任されてしまいました。
裁判にもかけられて、財産が差し押さえられそうです。

家族にも迷惑をかけたくありません。どうすればいいでしょうか?

雨宮先生雨宮先生

任意整理をしても返済できないのであれば、個人再生か自己破産をした方が良いと思われます。

任意整理をして支払えない時は自己破産した方が良いと思われます

司法書士に任意整理を依頼しても返済できない

任意整理は、借金の利息や遅延損害金を少なくするかわりに、残った借金を継続して返済できる条件で和解します。

和解後に返済が続けられなければ、自己破産をして借金をゼロにした方が良いと思われます。

自己破産の影響が及ぶのは借金をした本人だけですので、家族に直接の影響はありません。(ただし、家族の誰かが保証人になっていれば別です)

住宅を持っている場合は?

ですが、自己破産した場合は住宅を失ってしまいます。
「自己破産したいのですが、家族がいるので住宅を失うと困る」と相談される方もいます。

この場合は、”個人再生(個人民事再生)”という方法を使えば、住宅を残しつつ借金を5分の1~10分の1に減らすことができます。
ですが、これも任意整理と同様に「残った借金の支払いができるか」が問われます。返済能力が無い場合は、個人再生することもできません。最終手段として、辿り着くのは自己破産になります。

合わせてチェックしておくべきページ

家族の誰かが連帯保証人になっていた場合

もしご家族の誰かが借金の連帯保証人になっていた場合は、借金をしたご本人が自己破産、または個人再生をしても、借金はご家族に一括請求されることになります。

この場合は、ご家族の方も自己破産をする流れが一般的です。

弁護士に相談しなおす

今回のご相談では、司法書士に解任されたということですので、もし個人再生をして返済できる可能性があれば、債務整理専門の弁護士の先生を探して、相談をされるべきだと思います。

個人再生を申し立てる条件は、定職(個人事業主でも可)に就いていて、定期的な収入があることです。
もし定職・定期的な収入が無い場合は、自己破産をするしかありません。住宅は失ってしまいますが、借金はゼロになるわけですから、新しい生活のスタートを切ることもできます。

また、自己破産で住宅を失うといっても、すぐに明け渡す必要はありません。自己破産の手続きを開始してからだいたい1年くらいはそのまま住むことができます。

その間にアパートなどに引っ越すお金の工面をして、頑張るしかありません。

合わせて読んでおくと良いページ

雨宮先生雨宮先生

自己破産を悪い方に考えられている方が多いですが、内容をよく知れば、それほど悪くないことに気が付かれる方も少なくありません。

自己破産をするメリットとデメリットは?のページもご参考にしてみてください。