債務者さんからのご質問

借金が消費者金融・銀行合わせて4社合計で200万円あります。
200万円でも任意整理することはできますか?

雨宮先生雨宮先生

任意整理は金額に関係なくすることはできますが、任意整理後に返済が続けられる収入があるかどうかがポイントになります。

返済が難しい場合は200万円でも任意整理をすることができる

200万円の借金を任意整理できるか

”任意整理”は債務整理方法の1つで、裁判所を通さずに、金融業者と債務者の間に弁護士や司法書士が入って、交渉して和解する方法です。

自己破産や個人再生のように、任意整理にはこれといった制限はありません。
ですので、借金の金額に関係なく和解交渉をすることができます。

返済が続けられる収入があるかどうかが和解のポイントになる

任意整理では借金の元金を減らしてもらえることは、現在はほとんどありません。

基本的には将来利息や遅延損害金のカットになりますが、交渉中に和解後でも返済が難しいことが分かっていれば、弁護士の先生からは自己破産を勧められるケースが多くなっています。

つまり、任意整理でうまく和解できるには、返済を続けられる収入があるかがポイントになります。

雨宮先生雨宮先生

任意整理では、最初は3年で返済できるかどうかが見られます。
3年で難しい場合は、5年~で返済シミュレーションをして、再度交渉、の繰り返しをして和解内容を決めていきます。

合わせてチェックしておくべきページ

任意整理で元金を減らしてくれるケース

とはいえ、自己破産をされてしまえば、借金は免責されてゼロになりますので、金融会社が貸したお金はほとんど戻ってきません。

「自己破産されて損をするよりなら」と、任意整理の交渉中に元金を減らす提案をして、和解する可能性もあります。
ですが、債務者に何らかの財産があることが知られていて、自己破産をした方が借金の回収率が高い場合は、金融業者は任意整理の和解に応じないこともあります。

雨宮先生雨宮先生

つまり、「返せるか返せないか」「どのくらいのお金を回収できるのか」が和解の判断材料になります。

金融業者は一番損をしない方法を取ります。

必ず将来利息がカットできるわけではない

また、注意しておきたいのは、「任意整理をしても必ず将来利息がカットできるわけではない」ということです。

特に最近の消費者金融の経営は厳しくなってきていますので、任意整理を持ちかけてもすんなりと利息をカットしてくれるわけではありません。

例えば、3年以上で和解をもちかけた場合、現行で年14.5%になっている金利を、半分の年7%で提案されることもあります。
返済期間が長いほど、利息を全てカットすることが難しくなるケースもあります。

どういう和解内容になるかは、返済できる期間や収入にもよりますし、任意整理を依頼した弁護士先生の交渉力、金融業者の担当者の裁量も関係してきます。

雨宮先生雨宮先生

まとめると、借金200万円でも任意整理をすることはできますが、和解内容は状況に応じて変わるということです。

債務整理を専門にしている弁護士の先生に依頼した方が、うまく和解できる可能性は高くなると思います。