雨宮先生雨宮先生

自己破産免責が許可されたら、気持ちを引き締めて生活をする必要があります。
ここでは、自己破産後に気をつけて欲しいことについて、ご紹介します。

自己破産が終わったら気持ちを引き締めて生活をする

自己破産免責許可されたら

自己破産をして返済の苦しさから解放されたことにより、収入分は自由に使えると思ってしまう方がいます。
ですが、そのような気持ちで生活を続けていると、気が付いたらまた借金が増えて、苦しい生活に戻ってしまいます。

無駄の無いお金の使い方を身につけることが大切です。収入の中でやり繰りをして、少しでも予備費を貯めてみませんか。
そうすることで、急な出費があったときにお金を借りることが無くなります。

自己破産後に苦しい生活に戻ってしまった例

Aさん:男性52歳 自己破産免責額 560万円

収入 18万円
家賃 ▲5.1万円
光熱費 ▲1.5万円
携帯代 ▲0.7万円
食費 ▲3.7万円
税金 ▲2.3万円
自己破産後非免責分の分納分 ▲2.2万円
支出合計 ▲15.5万円
貯金は毎月2万円はできていたが・・・

Aさんが自己破産した原因は、競馬に使用するために、消費者金融から借入た借金です。自己破産後、小額ながらも貯金ができていたので、「少しくらいなら、競馬を楽しんでもいいかな?」と軽い気持ちから競馬を再開しました。

その後、生活費まで使い込んでヤミ金からの借り入れをしてしまい、厳しい取立てを受ける毎日に戻ってしまいました。

自己破産免責は、前回の免責から7年間は受けることは出来ません。救済する手立てが無くなってしまっているので、詳しくは書けませんがまた苦しい生活を送って後悔しています。

雨宮先生雨宮先生

「ちょっとくらいならいいかな」という小さな心の隙から、再び取り返しのつかない大きな穴になって、そこに自分が落ちていくケースは多いです。
「もう絶対に同じ過ちは繰り返さない」という、強い意志と決断力を持つことが、その後の人生を大きく左右します。

Bさん:男性 31歳自己破産免責額 630万円

収入 21万円
家賃 ▲5.6万円
光熱費 ▲1.4万円
携帯代 ▲1.0万円
食費 ▲5.2万円
税金 ▲3.2万円
非免責分の分納分 ▲3.6万円
支出合計 20万円
彼女が出来てから変わってしまいます

Bさんは、自己破産後は収入内でギリギリの生活を続けていました。毎月の平均貯金額は1万円ですが、破産後は充実した生活を送っていました。

ですが、彼女が出来てから変わってしまったのです。

彼女に見栄を張るために、ヤミ金から借入をしてデート代に充てていました。その数ケ月後に、利息分の返済だけでも厳しくなり、「これじゃ破産前の同じだ!」と気付いたのです。

Bさんは、友人にお金を借りてヤミ金に一括返済をして、生活費の見直しをしました。そして、彼女に自己破産をしたことを話して理解してもらい、デートをお金の掛からないハイキング・入館無料の施設に行く・アウトドアをするようにしました。
その結果、収入の中で生活が出来るようになりました。

雨宮先生雨宮先生

>自己破産した後に、無計画にお金を使い生活費にも困り、「ちょっとくらいなら大丈夫」と思ってヤミ金から借り入れをしてしまう人がいます。
これが苦しい生活の始まりになるのです。

自己破産をした後の4人に1人は再び借金地獄にはまる

実は、再びヤミ金から借り入れしている約4分の1の人が、過去に自己破産をした人であると調査結果が出ています。

つまり、自己破産をした後に、その4人に1人は闇金融からお金を借りて、借金地獄にはまっているのです。なぜこんなにも多くの確率で同じことを繰り返すのでしょうか?

それは、自己破産をすると、国の広報誌である官報に破産者の個人情報が掲載されます。消費者金融や闇金は自己破産者をリストアップして、「自己破産者は元々だらしないから、搾り取るだけ搾ろう」「自己破産後は生活に困っているはずだ」と、「破産者でもお金を借りられますよ」と勧誘するのです。

自己破産者が免責を受けた直後は、「これからはしっかりとやり直そう」とは思っているものですが、時間が経つにつれて、その時の気持ちは薄れていきます。そんな中、狙ったように闇金や消費者金融から「どなたにでもお金を貸しますよ」「審査なし」などと勧誘してきます。

そして再び多重ローンに苦しんで、今度は7年間自己破産ができず免責を受けられずに、逃げ場のない7年を過ごすことになってしまいます。

雨宮先生雨宮先生

自己破産をしてから7年間は、自己破産が出来ません。闇金はそれを知ってて勧誘をしてきます。搾り取れるからです。

自己破産後は、無駄なお金の使い方をしていないか見直しをして、収入内で生活するように心がけましょう。

自己破産後に人並みの生活を手に入れた例

C子さん 女性 27歳 自己破産免責額 480万円

収入 20万円
家賃 ▲5.2万円
光熱費 ▲1.1万円
携帯代 ▲0.6万円
食費 ▲3.5万円
税金 ▲3.0万円
非免責分の分納分 ▲2.2万円
支出合計 ▲15.6万円

C子さんは、光熱費・食費・携帯代の見直しをして、節約できる部分はカットするようにしました。友達との交際費を捻出するために、携帯も格安スマホに変更し、普段は自炊をして食費を抑えるように頑張りました。
その結果、2年後には非免責分の支払い(滞納していた税金など)も完済して貯金も出来るようになったのです。

勿論、自己破産の免責許可が下りてから1年ほどして、「審査なしでOK」という貸金業者からの勧誘が多数ありましたが、C子さんは「今度は絶対に自分の力だけで何とか生き抜く」と固く決心をして、勧誘には一切乗りませんでした。

それよりも「自分の収入は手取り20万円なんだから、この範囲内で楽しく生きる方法を探そう」と考えて、今では生活も順調に回り、趣味の活動も活発に行っています。

雨宮先生雨宮先生

自己破産をした後は、借金が無くなりますが非免責債権の支払い義務が残ります。その支払い分を含めて、お金の使い方を考える必要があります。

【関連ページ】自己破産が認められる借金・認められない借金は?

Dさん 男性 33歳 自己破産免責額 720万円

収入 24万円
家賃 ▲6.0万円
光熱費 ▲1.3万円
携帯代 ▲1.0万円
食費 ▲2.5万円
税金 ▲3.5万円
非免責分の分納分 ▲3.4万円
合計 ▲17.7万円

Dさんは、自己破産後に付き合っている彼女に、給料から支払い分の除いた残りを渡して、生活費の管理をしてもらいました。自分がお金を持っていると、つい油断して浪費してしまうことを理解していたからです。

そして携帯代を抑えるために格安SIMにした・食費を抑えるために自炊を始めた・仕事も今まで以上に努力をして収入もアップしたため、非免責分の残額を1年半で完済しました。

その結果、自己破産から3年後に彼女と結婚することが出来て、7年後にはマイホームも手に入れることが出来ました。
「自己破産を経験したから、今の妻が協力してくれたから、今の自分がある。借金なんかしなくても、十分に楽しく生きられるんですね」と言っていたことが印象的です。

自己破産後に心がける事

自己破産後は、何度も言いますが、同じ過ちを繰り返さないことが重要です。以下に挙げた事を心がけて、毎日の行動に活かしてください。

自己破産後、同じ過ちを繰り返さない為の7か条

  1. 借金は2度としない。知人・友人からもお金は借りない。
  2. 身の丈に合った生活をする。
  3. 持っているお金で、満足できる娯楽を模索する。
  4. 生活費の節約を考える。
  5. 人生において無駄なものを捨てる。(酒、たばこなど)
  6. 自炊を心がける。
  7. 借金は2度と、2度としない。

1番と7番に「2度と借金をしない」と、大事なことですので同じ事を書きました。
2度と借金をしなければ、返す必要も無くなるのです。いいですか、同じ過ちを繰り返さない為には、2度と借金をしなければよいのです。

雨宮先生雨宮先生

1年に1度は、旅行するなど、個人的な目標を決めて小額ずつでも、貯金をしましょう。節約ばかりの毎日が続くと、「何のために働いているんだろう」と気持ちが暗くなるため、注意しましょう。


今回のまとめ

自己破産免責が許可されたら、借金の支払い義務が無くなります。ですが、非免責債権の支払い義務は残ります。
その後の生活で、お金に困ってもヤミ金からの借り入れをしないようにしましょう。

2度と借金をしないこと。借りなければ、返す必要も無いのです。

雨宮先生雨宮先生

自己破産後に豊かな生活を送れるかどうかは、全てあなた次第です。
その為のファーストステップとして、「2度と借金をしないこと」が大切です。